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男性不妊症について

男性不妊症という言葉を耳にしたことが無い人もいるかもしれません。 しかしこれはとても大切な疾患名です。女性の不妊症については一般的かもしれませんが、まだまだ男性不妊症については認知度が低いのが現状です。現在日本においては新婚カップルのおおよそ8組に1組は、不妊といわれています。日本全国では約150万組もいる計算になり、少子化社会の大きな原因の一つと考えられます。原因の約半数は男性要因、つまり男性不妊症が原因と言われています。しかし私は長年男性不妊症の診療を専門に行ってきておりますが、臨床現場の印象としては、不妊症カップルの半分というよりも、50~60%くらいが男性側の問題、男性不妊症が隠れているように実感しています。それくらい男性不妊症は、気づかれずにいるケースもあるのが問題なのです。

子供が欲しい(挙児希望といいます)のであれば、男性も躊躇せず、受診して検診を受けることをお勧めします。男性不妊症という言葉で、何か抵抗を感じる男性諸氏も多いかもしれません。しかし男性不妊症検診を受けて、自己を確認することが大切なことであり、パートナーへの思いやりにもなると思います。男性不妊症検診において、特に苦痛や痛みを伴う検査はございません。
北村クリニックは男性不妊症の専門診療所です。多くの男性不妊症にてお悩みのカップルが来院されます。北村クリニックのスタッフ一同全員が皆様の不妊症のお悩みの力になりたいと切に望んでいます。当然のことながらプライバシーには完全配慮して診察いたしますのでご安心ください。

男性不妊症は非常にありふれた疾患です。誰しもかかわっている可能性がある問題です。無精子症という精子が全くない男性も男性80~100人に一人はいるとされています。しかしこのような男性不妊症の症例でも検診を受けなければ、発見されずに一生過ごしてしまうことになります。女性の負担を軽減し、女性を守る意味でも男性不妊症検診は男の義務でもあろうかと私は感じています。少し勇気をもって受診していただければ、必ず未来が開けます。
男性不妊症は妊娠不可能と言った意味ではありません。適切な治療にて妊娠は実現することも可能になってきます。
私は近い将来男性不妊症の検診が、つまり男性の「妊娠力検診」が当たり前のように行われる日が来ると信じています。「男性科」専門医としてこの日本に先駆けて「男性科」「男性不妊症」専門診療所を作りました。どのようなお悩みでも受け入れて、聞き入れさせていただきます。当クリニックはそんな男性不妊症などでお困りの皆様を全力で支援いたします。

男性不妊についてのよくあるご質問はこちら

男性不妊症相談 初診の方へ

初診される理由は人それぞれであると思います。永年赤ちゃんが授かりにくい場合、 性行為や射精・勃起障害など問題がある場合、他院にて男性不妊症とすでに診断された場合、などです。
北村クリニックでは、結婚前の検診の方も多く、また他院で男性不妊症と診断されたけどより一層専門性の高い治療を求めて来院される方もたくさんおられます。背景は様々であります。 患者さん皆様、最初、初診については特に不安もあろうかと思いますが、当院はそのようなご夫妻、患者さんについては、温かくいつでも来院をお待ちしています。 気になることは遠慮なく院長はじめスタッフにお話しください。どのような悩み相談でも、受け入れます。
また他院でのデータ、検査結果などあれば是非お持ちください。診療の参考になりますので、そのような資料があれば助かります。

そして日曜日含め出来るだけ皆様が受診しやすいように、配慮しています。週末、日曜日など混み合うことも多いので事前に電話にてご予約をすることをお勧めいたします。
また電話にて受付担当者が簡単な受診目的についてお聞きする場合もございますが、無理のない範囲で御答えいただければ構いません。時には「受診してから院長に説明します。」とのお返事の方もおられます。また精液検査も初診時に検査施行したい場合は事前に電話にてお問い合わせいただければご質問にお答えして具体的指示をいたしますので遠慮なく申し出てください。 初診の時には、患者さんおひとりでも、ご夫妻やパートナーと御一緒でもどちらでも構いません。

初診は少し勇気が必要かもしれませんが、安心してご来院してくだされば大丈夫です。
皆様の御力になれるため、全力で誠意をもって診療、治療にあたりますので是非ともご安心して北村クリニックに初診なさってください。

男性不妊症の検診・診察・治療について

※保険外診療となりますので医療費については当院【料金表】を参照してください。
男性不妊症外来では以下のような流れで診察を行います。安心してご受診ください。

1. 問診を行います

受付で記入していただいた問診表をもとに、診察室にて医師が現在の状況についてお尋ねします。
できるだけ詳しくお話しください。

2. 診察を行います

身体所見の外観診察(体格 体毛 恥毛の確認など)。 精巣(いわゆる睾丸)や精索(精巣に向かう血管などの束、陰嚢の上側にあります)などの診察、触診。(特段検査の痛みはありません。)

3. 検査を行います

超音波検査(エコー検査)
精巣内部や膀胱、前立腺、精嚢(精液をためる袋でおなかの内部にあります)の検査、精索の静脈瘤の診断などのために行います。

血液検査
ホルモンバランスを含め、肝臓 腎臓機能など一般的な検診も行います。

MRI検査
前立腺や精嚢のMRI検査を行います。(必要な方のみ)

精液検査
これはとても重要な検査です。専用容器をお渡ししますので自宅で採取して持参してください。
当院の精密な分析装置にて、精子数 精子運動性能 奇形率などにわたり詳細なデータを取ります。

精液検査についての詳細はこちら

ご希望の方には、一般染色体検査や無精子症関連遺伝子検査も可能です。
また、無精子症での精子採取の成績予測の参考になりますので、精子採取手術希望者は検査が望ましいです。受診時に遠慮無くご相談ください。

4. 検査結果の説明・治療方針の確定

医師から診察・検査結果の説明があります。これらの内容を総合評価して、最善の治療を考え、 ご夫妻と一緒に相談して治療方針を決定いたします。

精液検査の結果について

WHOの基準などでは
1mlあたりの精子数が約2000万個以上あること
運動精子の割合が 50%以上であること などが言われております。
数の問題 運動性の問題などあり各々について詳細に分析して結果をご説明いたします。

その結果などから
「精子が作れない?」
「生まれつきなのか?」
「精子は作りだしているけど、どこか体内で詰まって外に出ないのか?」
「射精が問題なのか?」
「性行為に障害があるのか?」
など種々の問題について対処して最善の治療を行います。

当院では最新の精子特性分析装置SQA-Vを導入しています


SQA-Vによる精液検査について

通常の精液検査では、精液の量や運動率を顕微鏡で調べる検査だけですが、さらに詳しい検査が必要な場合には精子特性分析装置SQA-Vによる精密検査をお勧めいたします 。 SQA-Vは、顕微鏡では見ることができない平均精子速度や高速直進運動精子濃度:PMSC(a)、SMI(Sperm Motility Index)等精子の受精能力を客観的に数値化でき、より詳細な精子の機能の検査が可能です。 不妊でお悩みの方、不妊治療の効果の確認として、結婚前に一度精液を調べて欲しいというご要望の方も可能です。検査をご希望の方はお気軽にご相談ください。

精子凍結保存

※料金の詳細については当院の【料金表】をご覧ください。

人工授精、体外受精時に患者さま(ご主人さま)の都合がつかない方で、ご希望の方には精子の凍結保存が可能です。その後、ご希望の婦人科クリニックにて体外受精、顕微授精が可能です。

精子の凍結保存について

精子の凍結は、基本的に一定の処理を行い保存容器に入れ液体窒素(-196℃)の中で凍結保存します。 精液中の精子の数(濃度)には個人差が大きく、日によっても異なります。その差は1ml中に 0匹(個)から何億匹(個)と様々です。またその中には妊娠可能な良好精子とそうでないものが混在しています。そのため、なるべく良好な精子を集めるために精子処理を行います。


※  精子処理や凍結処理により精子の数(濃度)は減少します。それは妊娠に適さない精子や異物などが取り除かれる為で最終的には妊娠に適した精子が保存されることになります。 また、液体窒素の保存タンク中では年月による損傷はおこりません。
※  保存には期限があります。期限を過ぎると自動廃棄となります。また、施設から廃棄の確認は行いません。

文責 醍醐渡辺クリニック 検査室長 木下勝治先生
精子の凍結保存期間は2年です。
2年以降は、更新が必要になりますので、下記の保存場所クリニックにご連絡をお願いいたします。
精子保存場所
<連絡先> 醍醐渡辺クリニック
TEL: 075-571-0226
FAX: 075-572-1484
(北村クリニック搬送分とお伝えください。)

手術検討中の方々へのお知らせ

当院で行っている主な手術について、手術をご検討される際の参考になるべく、当院での手術についての説明をご覧頂く事も可能になりました。
実際、手術をお考えの方などご参考になさってくださると幸いです。術前であれば当院担当医師や担当看護師からも同様な説明は詳しくいたします。